お客様で古典の先生をしてらっしゃる方がいます。
その方は留学したときに日本のことをあまりにも知らなかったのがきっかけで日本文学勉強するようになった結果今は先生になったそうです。
以後、古典にのめりこんで読書は古文の色々な作品を原文で読んで、昨年テレビでやっていた「光る君へ」の聖地巡礼に行ってそこのミュージアムの人に「写真いいですか?」とお願いされるほどの完成度。
好きな作品やキャラを深掘りして知識を溜め込みそれを知らない人に布教する。まさに究極の推し活。
「好きなことを仕事にする」とっても幸せなことだと思います。
自分の学生時代を振り返っても教科書やカリキュラムを進める先生はいてもその勉強や学問の「楽しさ」を教えてくれた先生は片手の指でも余るくらいしかいませんでした。
実際、古典や古文は「なんかよくわからないし何書いてあるのかもわかんない」と最初から苦手意識が働いた科目でしたが、こんな先生だったら好きになって
「何読んでんの?」と聞かれて涼しい顔で「枕草子の原文」とか言えてたかもしれないなあ。
お金も休みももちろん大切だけど、人生の中で一番長く向き合う「仕事」が好きなのはなによりも幸せなんだと僕は思います。
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