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「ツーブロック禁止」って、いつから誰が決めたんだろう?

hair Hanaのトモです。

赤ちゃんの頃からお母さんに手を引かれて来てくれていた子たちが、

気づけばもう小学生、中学生、そして高校生になりました。

カット中の会話もすっかり大人びてきて、最近よく耳にするのが——

「うちの学校、ツーブロック禁止なんだよね」

というひとこと。

ツーブロックって、流行の髪型というより**“機能的なデザイン”**なんですよ。

特に髪が多くて硬い子は、サイドがすぐに広がる。

そこをすっきり収めるにはツーブロックが一番理にかなっています。

しかも校則では「耳にかかってはいけない」と言われている。

それならなおさら、ツーブロックにしておいた方が清潔感も保てるし、

カットの頻度も減ってお財布にもやさしいんです。

なのに、なぜ禁止?

見た目が派手だから?

それとも、“なんとなくそう決まってる”から?

少し調べてみると、この「ツーブロック禁止」は誰かが明確に決めたわけではなく、

1980年代後半ごろに自然と広まった“慣習的ルール”らしいんです。

当時はツーブロックが「不良っぽい」「チャラい」と見られ、

「校内の統一感を守るため」という理由で禁止に。

でもそれが、平成、令和と時代を超えても、

見直されないまま残ってしまっている。

時代は変わり、いまや政治家もアナウンサーもビジネスマンもツーブロック。

街を歩けば、清潔感と知的さを兼ね備えたスタイルとして

すっかり定着しています。

それでも学校では、いまだに「禁止」という札がぶら下がっている。

そのルールは**「教育」ではなく「管理」**のためのもの。

「個性」ではなく「同調」を優先するための名残なんだと思います。

美容師として、そして長年子どもたちの髪に触れてきた者として言いたいのは、

髪型は“見た目の自由”ではなく“生き方の表現”だということ。

ツーブロックを選ぶことは、「楽したい」ではなく「自分らしく整えたい」。

そこに、ちゃんとした理由と想いがある。

もしこの小さなブログが、

どこかの学校で校則を見直すきっかけになったら嬉しいです。

そして何より、生徒たちが自分の髪型を通して

少しでも「自分らしさ」を感じられたら——

それが、僕にとっていちばんの喜びです。

🪞hair Hana トモ

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