hanaのひとりごと

占い

随分昔の話、当時、音楽が好きな女友達と一緒に「BOYSⅡMEN」のライブを観に武道館に行った帰りにご飯食べて帰ろうと飯田橋まで歩いて行って裏通りを歩いていたら、なんだか古民家みたいな家の前に赤い提灯で「占い」と書いてあった。

そこにいた一人の老婆の占い師さんが驚くべき事を教えてくれました。これを知ってしまうと今の生活が大きく変わるでしょう。

外から覗き込むと中でおばあちゃんが一人テレビを観ていた。すると振り向いて目が合った。おばあちゃんが手招きをするのでガラガラと引き戸を開けたら

「ん?占い?」

と聞くので、やってんですか?占い。と言うと

「おいで」

と言うので好奇心も手伝って二人で中に入ったら

「3000円」

と言うので、え?先払い?と思いながら乗りかかった船で3000円渡すと開口一番

「あんたら結婚するよ」

いや、そういう関係じゃない。と言うと何もなかったかのように

「聞きたいことは?」

と言うので、ちょうど独立を考えていたので店を出す場所を聞いてみた

「あ、東京はダメ。ダメだからね。」

と言われたので、なんで?と聞いたら

「だって首都が横浜になるから」

と言うので、え?マジで?首都って変わるの?どうやって?いつ?と聞くと

「だってテレビで言ってたもん」

・・・・・・。

これ、占いじゃないよね。これで3000円?て聞いたら

「じゃあ1000円でいい」

と言うので、まあまあ面白かったから2000円返してもらって千円置いていった。

「また来てね~」

あの、おばあちゃん、まだい・・・ないかなぁ・・・。

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