僕の大好きな料理は「すき焼き」です
子供の頃、母が時々作ってくれるすき焼きが大好きでした。甘い割下に柔らかい牛肉がなんとも食欲をそそります。タレのついた肉をご飯の上にのっけて書き込みます。いくらでもご飯が食べられます。
ところが一緒に食べてる母は肉にはほとんど手をつけず野菜や豆腐やシラタキばかり食べています。僕には
「肉食いんさい、肉食いんさい」
と勧めるのですが時々食べる程度でほとんどの肉を僕に食べさせます。僕は
「お母さんは肉が嫌いなんじゃな」
とずっと思ってました
時が過ぎ大人になってようやく自分で稼げるようになって母を食事に誘ってレストランに行きました。なんの料理を食べたかは覚えてないのですが母は肉料理を頼んで美味しそうに肉を頬張ってました。僕は
「あれ?母さんは肉嫌いじゃないないん?」
と聞いたら
「ううん、お母さん、肉大好きよ」
と言って美味しそうに肉を食べていました
今、我が家では僕が食事を作っています。仕事が終わって帰ってから作るのですが時々疲れた時には手を抜いてお惣菜やお弁当を買って帰る時があります。その時、奥さんが「お寿司」が好きなので握り寿司のお弁当を買って帰って一緒に食べます。
奥さんは脂ののったサーモンや鮪が好きで美味しそうに食べます。逆にイカとか穴子や、タコはあまり箸が進まないようです。
奥さんが美味しそうに食べるのが、好なので僕がそれらを食べて奥さんにはサーモンや鮪を食べてもらいます。
その時に初めて母の気持ちが分かったような気がしました。
亡くなった今ではその時の気持ちを知る事はできませんが、母が肉が大好きだったようにぼくもサーモンや鮪が大好きです。
おしまい
#母 #ありがとう
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