「昭和レトロ」と「昭和レトロ風」とは似て非なるもので「風」の方はインバウンドやアトラクション的な要素が強く「ハリボテ感」が拭えない。当然ブームが去るとあっという間に消えて無くなります。
昭和が始まって99年。終わってからだと35年。長きにわたって培った文化やデザインが「今」も残ってるということは相当なパワーが必要です。ただの「懐かしい」だけではそんなに続かない。
古くなっていくものを使い続けるには「メンテナンス」が必要で、続けていくと勝った時の値段を遥かに超える金額になったりします。さらに部品が無かったりそれを作る職人さんがいなかったり「新しいのを買った方がいっそ楽?」となるところを「使い続ける」そこには店や道具に対する「愛情」があればこそなんでしょう。
それは人が「自分自身」に対しての生き方や考え方にも似てると思う。
この本の中には決して「古い」の一言で片付けられない「強さ」や「愛情」が溢れてます。
Hanaとそんな強さと愛でいっぱいのお店でいたいなぁという思いでこの本を選びました。「男の・・」ってタイトルですが女性も十分楽しめます。
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